講演概要:
FOAM(Field Operation and Manipulation)は主としてオブジェクト指向言語C++を用いて開発した連続体力学シミュレーションコードを記述したオープンソース・CFDパッケージで、連続体力学を解くために開発されたC++ライブラリである。 インペリアル・カレッジで開発されたFOAMは2004年からオープン・ソース化され、誰でも無料で使用可能になっている。有限体積法をベースにして開発されたこのパッケージを用いることでCFD専門家は短期間で自分オリジナルのソフトを開発することが可能となる。
本講演では、OpenFOAMの全体像を説明した上で、具体的な例を取り上げ、OpenFOAMをベースにしたCFDコードの作成方法について説明する。